10/24(土) 塩屋で考えるこれからの風土建築

2026.08.31

土地にあるものを使い、そこに暮らす人たちが、自分たちの手でつくる「風土建築」。気候や文化によってさまざまな形をとる風土建築は、ギリシャの島々に広がる白壁の家々や、岐阜県白川郷の合掌造りなど、その土地ならではの風景を形づくってきました。

風土建築を研究する小林広英さんは今年、『風土建築をつくる旅』(学芸出版社)を出版しました。本書には、アジア、南太平洋、アフリカなどの海外から日本各地まで、小林さんが約20年にわたって取り組んできた風土建築のフィールド調査や再建プロジェクト、その活動の蓄積が詰まっています。

小林さんは、「成長や大量のエネルギー消費を前提とした社会からの転換が求められるいま、風土建築はこれからの暮らしや社会を考えるうえで、多くの示唆を与えてくれる」と語ります。また、研究にとどまらず、国内外で風土建築の再建に取り組みながら、自身の設計プロジェクトを通して、現代の暮らしにつながる新しい風土建築のあり方を探り、形にしてきました。

輸入建材の高騰や供給不足、大工などの担い手不足など、日本の住まいをめぐりさまざまな構造的な問題が顕在化するいま、風土建築から私たちは何を学ぶことができるのでしょうか。そして、新しい風土建築をつくることで、どのような暮らしや風景をつくっていけるのでしょうか。

当日は、小林さんによるトークに加え、建築社会学を専門とする松村淳さんにも加わっていただき、これからの地域の建築や住まい方について考えていきます。

トークゲスト:
小林広英(京都大学大学院地域環境学堂)

聞き手:
松村淳(神戸学院大学人文学部)
森本アリ(シオヤプロジェクト)
鈴木敦(シオヤプロジェクト)

出店:
舫書店
六甲山系ピカソ

日時:2026年10月24日 (土) open 17:00 start 17:30
会場:旧グッゲンハイム邸(神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17)
料金:一般 1,500円 U-25割 1,000円
主催:シオヤプロジェクト
共催:塩屋音楽会

ご予約:以下よりgoogleフォームにてお申し込みください
https://forms.gle/6TJtcDQhE3Xub3S6A


お問い合わせ:シオヤプロジェクト
TEL : 078-220-3924
E-mail : info@shiopro.net

小林広英(京都大学大学院地域環境学堂)
1966年生まれ。大阪市出身。1990年京都大学工学部建築学科卒業。1992年京都大学大学院工学研究科建築学専攻修了。1992年マンチェスター大学奨学生。1993~2001年昭和設計勤務。2002~2009年京都大学大学院地球環境学堂(人間環境設計論分野)助手(2007年4月より助教)、2009~2018年同大学院准教授を経て、2018年より同大学院教授。博士(地球環境学)。2019年ベトナム・フエ大学名誉教授。地域に根ざす設計技術・地域に根ざす人間居住をテーマに研究・実践に取り組む。