1/26(金) シオヤプロジェクトの勝手にまち探訪 vol.59 土師の里編

2023.12.16

数年前、予備知識なしに「土師ノ里」に行った。ちなみに「土師ノ里」という地名または町名は存在せず、近鉄の駅名と、駅前の交差点に古墳時代の豪族土師氏の名が残されている。そう、びっくりした。駅前には小さな円墳がありその先にはさらに大きな古墳が見えている。住宅地と古墳が混ざり合う様に驚き来訪した目的地「nowhere hajinosato」にたどり着く前に大きな散歩をしてしまった。その少し前、たまたま韓国の映画『慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ』を観ていた。韓国、古墳の街、慶州は円墳だらけで円墳に登ったり酔っ払って転げ落ちたり怒られたりもする。オフビート、たまに鋭利な展開があり捉えどころのない好きな映画なのだけど、主人公の住む部屋の窓から古墳の連なりが広がっていたりという不思議な風景に興奮する。そんな光景なかなかないやろと思ってたら、あった。藤井寺、羽曳野にはそんな光景がいっぱいある。そしてもちろん古くからそこに「ある」から町が住宅が古墳に合わせる。なんだか道がおかしい、同じところに戻ってきたなんて超常現象(笑)が普通に起こる。
案内人の高山くんはバリバリの音楽家。古墳しかないまち、藤井寺市・土師ノ里で育ち築160年の古民家にてASANOYA BOOKSを開業、2024年には地域初の音楽レーベル「ASANOYA BOOKS」を始動する。
実は、このまちあるきシリーズの神回「鴨子ヶ原編」の案内人、バリバリの美術家、上村亮太さんに将来的に案内したいところないですか?と声かけていたら、想いの溢れる絵手紙が送られてきてその内容と絵が「土師ノ里」だったので驚いた。上村亮太さんもこのまちあるきに参加してお気に入りの場所の紹介をしてくださる予定。バリバリの音楽家や美術家がビリビリと反応する「土師ノ里」。「nowhere hajinosato」にも「ASANOYA BOOKS」にももちろんお邪魔する。「nowhere hajinosato」のWIFIは、now here hajinosato、 当日、NOW! HERE! HAJINOSATO!と古墳の中心で愛を叫びません。

案内人:高山純(たかやまじゅん)さん

日時:2024年1月26日(金) 10:00集合 17:00頃解散
集合場所:近鉄土師の里駅
探索場所:土師の里エリア(大阪府藤井寺市、羽曳野市)
料金:500円
主催:シオヤプロジェクト
令和5年度 神戸市・まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業

 予約・お問い合わせ:塩屋百景事務局

TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net
※前日までにご予約ください。
※ご参加日、お名前、電話番号、参加人数をご連絡ください。
メールの場合はこちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。

高山純 はじのさとASANOYA BOOKS店主
90年代よりspeedometer.として活動、6作のアルバムをリリース。イルリメとのユニット「SPDILL」、中納良恵(ego-wrappin’)、山中透(ex.ダムタイプ)とのコラボレーションから、二階堂和美の編曲、ビッグポルノ楽曲担当、市川準監督作品への楽曲提供など。2010年からAUTORA(山本アキヲ+高山純+砂十島NANI+森雄大)としても2作のアルバムをリリース。アパレルブランド「mizuiro-ind」のコレクションに楽曲提供や、台湾・蔡健雅のアルバムに編曲者として参加。2015年から、slomosとしてのソロ活動を開始。2017年、slomos album “slomos” (felicity)をリリース、2018年、shrine.jpより”CEE / DEE”e.p.をリリース。2019年秋よりspeedometer.の活動再開。2020年には、浦朋恵・metomeと三者共作での南海エキゾ怪盤「Dark, Tropical.」(P-VINE)をリリース、2021年、鴨田潤主宰のJUN RECORDSより17年ぶりのミニアルバムをリリース。同年、地元でもある、古墳しかないまち、藤井寺市・土師ノ里(はじのさと)で、築160年の古民家にてASANOYA BOOKSを開業したり、tofubeatsのリミックスアルバム「REFLECTION REMIXES 」に参加したり。2023には20年ぶりのフルアルバム、speedometer.「afterglow -残照- 」を鴨田潤(イルリメ)のJUN RECORDSよりリリース。2024年には地域初の音楽レーベル「ASANOYA BOOKS」を始動する。