2/15(土) 『最小文化複合施設』刊行記念トーク 「まちと文化と人のあつまるところ」

2025.01.05

〝最小文化複合施設〟「HAGISO」は、2013年に東京・谷中でカフェ兼ギャラリー兼設計事務所として始まりました。やがて宿泊施設、定食屋や焼菓子店をはじめとする飲食店の運営や教室事業など、その活動は谷中を中心に多岐にわたるようになります。その10年間がぎゅっと詰まった書籍『最小文化複合施設』の刊行にあたり、代表宮崎晃吉さんを囲むトークイベントを開催します。

本書編集を担当した真鶴出版の川口瞬さんも登壇。真鶴出版は2015年に神奈川県の西の端・真鶴町に「泊まれる出版社」として始まり、まちと呼吸するような活動を通して様々な移住者やお店が真鶴を活動の場にするきっかけを作り続けています。川口さんはHAGISOの宮崎さんが主宰する日本まちやど協会が発行する、地域を再発見する雑誌『日常』の編集長でもあります。

塩屋では、2023年にオープンした「海角」が、書店、和食店、台湾選物、石鹸と調香のお店、陶芸工房を有する〝文化複合施設〟を名乗っています。そのモデルは「HAGISO」、と代表の藤井俊輔さん。会場となる旧グッゲンハイム邸も、明治時代の終わりに神戸の西の端に建てられてから、数々の危機を乗り越え2007年より現在の形態で様々な用途に使われるようになりました。

この4つの施設に共通するのは、そのまちに残る歴史の生き証人でもある建物が、用途を替え、人の集まるところとして親しまれ続けているということ。まちのこと、まちという文化について、そしてまちのこれからについて語り合います。

会場にお越しの前に塩屋のまちを散歩する時間がとれるなら、海角、舫書店は駅前にあり、さらに曲がりくねった路地、急な坂と階段、海と山に挟まれ、屋根と屋根が肩を寄せ合うように建つ斜面地集落をお楽しみいただけるでしょう。

出演:
宮崎晃吉(HAGISO|谷中)
川口瞬(真鶴出版|真鶴)
森本アリ(旧グッゲンハイム邸|塩屋)
藤井俊輔(海角|塩屋)

聞き手:有吉結子(舫書店|塩屋)

日時:2024年2月15日(土) open 18:00 start 18:30
会場:旧グッゲンハイム邸(JR / 山陽塩屋駅徒歩5分)
神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
料金:1,500円

ご予約はコチラ
お問い合わせ:塩屋百景事務局

TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net

『最小文化複合施設』― たまたま住んだ一軒のアパートからはじまる、東京・谷中の物語―
著者:宮崎 晃吉(HAGISO)・顧 彬彬(HAGISO)
発行元:株式会社HAGISO
発売元:真鶴出版
体裁:A5変形+スリーブ+袋綴じ+草木染め スピン
製本:無線綴じ(上部アンカット)
ページ数:388ページ
本体価格:3,300円(税込)
発売日:2024/11/7