7/25(土) シオヤプロジェクトの勝手にまち探訪 vol.23 丸山編

2020.07.25

 ジェットコースターみたいな町、丸山。実際激しい高低差とその斜面を利用した大きな滑り台だけの公園がある。絶品。斜面にひしめき合う家々の様子はファベーラ、その奥に広がる山間部とその中に鎮座する鵯越大仏までが目に入ればネパールだ。神戸電鉄丸山駅下車して南側のうっそうとした亜熱帯さながらのジャングルにいくつか家をかろうじて目視できるさまはフィリピン。その3箇所に僕は行ったことがない。でもこの想像力を掻き立てる町と山(市街地と山間部)のせめぎ合いは丸山特有のものだ。実際、六甲山全山縦走路の高取山と菊水山を結ぶルートは途中で突然町(丸山から鵯越)が出現し斜面にへばりつく住宅地を延々に歩く。ダイナミック。
「シオヤプロジェクトの勝手にまち探訪」は 23回目。実は第1回が「丸山」だった。8時間のまちあるきにもかかわらず、周辺から丸山を眺めて興奮し、肝心の丸山の中心にはたどり着けなかった。第3回の「高取山」も丸山側に下山し、丸山を楽しむというミッションを含めたものだった。でも、やっぱりまだ足りない。今回は真正面から「丸山」。
隠れた名店「天よし」の閉店、素晴らしいローケションだった「明泉寺湯」の廃業、今度こそ間に合ってほしい。生まれも育ちも地元の若者によってまるプロ(丸山プロジェクト)が立ち上がった。「旧大日温泉」には大勢のボランティアが掃除に駆けつけた。畑を楽しむシチュエーションにDIY上等の家屋の修繕を楽しみながら住まう。従来の価値観と少しちがうライフスタイル、面白さを体感する人々が丸山に注目し移住者が増え始めた。いざ丸山へ!

案内人 :上野天陽(うえのたかはる)さん

日  時:2020年7月25日(土) 10:00集合 17:00頃解散
(途中参加、途中抜けOK)
集合場所:神戸電鉄丸山駅改札前
探索場所:丸山町周辺(神戸市長田区)
料  金:500円

主催:シオヤプロジェクト
令和2年度 神戸市・まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業

 予約・お問い合わせ:塩屋百景事務局

TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net
※前日までにご予約ください。
※ご参加日、お名前、電話番号、参加人数をご連絡ください。
メールの場合はこちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。

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上野天陽

1997年生まれも育ちも丸山。卒業後大阪にて勤務するも、丸山地区が持つ魅力と課題を大きく感じ、地元でまちづくりの仕事に携わることを決意。2018年一級建築士事務所スタヂオ・カタリストに入社。チーム「たなんぱり」「まるプロ」を結成。まちが持つ魅力や資源を活用し、楽しみながらまちで暮らす方法を画策している。