9/29(金) シオヤプロジェクトの勝手にまち探訪 vol.55 長楽編

2023.08.28

長楽という地名を意識したことがなかった。JR鷹取駅からすぐ西を南の方まで南北に細く長い長楽町。浪松町、長楽町、本庄町、海運町、野田町と南北縦長のたんざく状の区割りが東に向かって並ぶ地域が今回の探索エリア。町工場と住宅、海に近づくと大規模な倉庫や工場も出現する、近いはずなのに海には辿りつけない、ごちゃごちゃっとしたところ。個人的には神戸の多文化の代名詞、「たかとりコミュニティーセンター」内FMわいわいのラジオ番組を毎週友人たちとワイワイと長い間やっていたり、輪転機RISOをお持ちなので、旧グッゲンハイム邸の印刷物も毎月刷らせていただいていたりと僕にとっての私的な家内制手工業拠点だったことがあったので、ご近所散歩の経験値は高い。とは言え、長田をウロウロしてても鷹取をウロウロしてる人は少ないと思う。最高の酒屋も風呂屋もあって実は色々と生活文化が豊かな地域なんだ。そう言えば、いまおかしんじ監督の映画「れいこいるか」(2020)は、そんな鷹取の町が、映画の中と現実とが地続きで飛び込んでくる稀有な親近感を抱かせる。是非まちあるきのあとの鑑賞をオススメする。

案内人:角野史和(かどのふみかず)さん
日時:2023年9月29日(金) 10:00集合 17:00頃解散
集合場所:JR鷹取駅改札前
探索場所:浪松町、長楽町、本庄町、海運町、野田町
料金:500円
主催:シオヤプロジェクト
令和5年度 神戸市・まちの再生・活性化に寄与する文化芸術創造支援助成対象事業

 予約・お問い合わせ:塩屋百景事務局

TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net
※前日までにご予約ください。
※ご参加日、お名前、電話番号、参加人数をご連絡ください。
メールの場合はこちらからの返信をもって予約完了とさせていただきます。

角野史和
暮らしとともにある建物やまちを愛する散歩活動家・建築士・まちづくりコンサルタント。建築設計、住民主体のまちづくり支援・地域計画・地域振興に携わる。マップ狂が高じて2018年マップライブラリーGNUを開設。今年11月に新長田で開催するアートイベント「下町芸術祭2023」の地域ディレクターも務める。モットーは「つっかけで会いにいける距離感でとにかく顔をつき合わすんや!」。