御影はとても古い地名。六甲山地に産出する花崗岩が日本全国に御影浜から積み出され「御影石」と呼ばれたのは江戸時代のことだとか。野坂昭如の小説『火垂るの墓』(のちにアニメ映画化・実写ドラマ化・実写映画化もされた)の舞台の一つでもある「御影公会堂」の住所は御影石町4丁目だったりする。勝手にまち探訪vol.68の石屋川編が主に石屋川上流の西側エリアだった。その対岸のまちあるきになりそうだ。上村亮太さんの前回のまちあるき2020年11月のvol.27「鴨子ヶ原編」はほとんど説明なしに迷路のように激しい高低差に驚きを盛り込みながらまちの細部へ誘う素晴らしいものでした。上村亮太さんの言葉をそのまま借ります「僕が高校生の頃までは、阪急御影あたりの豪邸や大木もほとんど残っていて、鬱蒼とした森のような風情でした。今、それを伺い知ることは、なかなか難しいかも知れませんが、そこ此処に、いろいろな痕跡も残っていますので、それを見つけながら歩いたり、臨機応変に、のんびり寄り道したり、散歩を楽しんでいただけたらなあ、と思っています。」
案内人:上村亮太(うえむらりょうた)さん
日時:2025年4月25日(金) 10:00集合 17:00頃解散
集合場所:阪急御影駅北口
探索場所:御影山手、御影郡家、御影中町、御影、住吉山手
料金:1,000円
主催:シオヤプロジェクト
TEL:078-220-3924 E-mail:info@shiopro.net
※前日までにご予約ください。
※ご参加日、お名前、電話番号、参加人数をご連絡ください。
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上村亮太
1959年、東灘区鴨子ヶ原に生まれ、山や川で遊んでいました。20歳くらいまで在住したのち、大学進学し東京で生活を始めます。東京では自宅アパートを改造し、盛んに展覧会やイベントなどを行なっていました。1992年に帰神。以後、関西を拠点に制作活動を続けています。現在は、紆余曲折を経て、また鴨子ヶ原に居住。制作活動としては、平面作品や立体作品など、ジャンルにとらわれず、様々なものを作り続けています。また、2018年からは時折、「ひまわり仮面」として街中に出没し、街行く人達を驚かせたりもしています。2020年に、初めての絵本「アネモネ戦争」を刊行。さらに表現の可能性を拡張中です。