塩屋階段07「なんだこれ?階段」

2026.03.14







先日、塩屋に新しく出来た文化複合施設「海角」の中の本屋「舫書店」にて、編集者の岩淵拓郎くんと彼の出版物『なんだこれ!? のつくりかた』にまつわる「〜あえて「アート」と呼ぶまでもない」と題されたトークイベントに参加しました。イベントでは、「レディメイドシオヤ」と題して塩屋のすでにそこにある「?」や「!」を集めている、私的なんだこれくしょんの一部をプレゼンしました。

その中でも話題を集めたのが今回の階段です。この凹み。駐輪するという必要性から生まれたこの凹みは、駐輪されていない時は「?」であり、その必要性が失われた今は、このわらび餅のように柔らかそうな質感で、統一性をもって埋められました。ちなみに、1・2枚目の写真の撮影時期は2016年頃。凹みが埋められたのは2022年頃。昨日撮った写真も混ざっています。これからも変化があれば記録していきます。

トークでは、塩屋には「田仲豆腐店」の田仲盛秀さんをはじめ、「なんだこれ?」を創出する偉大なパイセンが存在し、「なんだこれ?」にとって豊かな土壌ができているということが論じられました。『なんだこれ!? のつくりかた』に私が寄せたポップで挙げた大好きな「なんだこれ?」は「塩屋階段03」のことです。以下そのポップです。

[塩屋にはいっぱいあるよね、「なんだこれ?」。その多くは、お豆腐屋さん田仲盛秀さんの作品だったりします。ほかにも「なんだこれ?」作家がいっぱいいます。いつのまにかできた「なんだこれ?」もいっぱいあります。僕はこの舫書店を出て右に進んだ先の「sobar」「Zipangu Record」の隣にある「なんだこれ?」が大好きです。
世界の代表的な「なんだこれ?」を集めて、なんで?どうして?を解明し、より楽しみ、そして「なんだこれ?」を作ってしまう側になってしまう!? 未来の田仲盛秀は君だ!]

ちなみに、「レディメイドシオヤ」は2016年11月にフリーペーパーとして発刊された写真付きマップでもあります。フリーペーパーの在庫はありませんが、その内容は全部メイド・イン・シオヤなアート本『塩屋借景』の一部として楽しい紙面になっています。『塩屋借景』は「舫書店」「シオヤコレクション」、またシオヤプロジェクトのオンラインショップでも絶賛発売中です。とても面白いので一度手にとってみてください。(掲載作家:遠山敦|片岡杏子|おおたけなおこ|飯川雄大|山内庸資|西野通広|グレアム・ミックニー|森本アリ|長島有里枝)

文・写真:森本アリ(旧グッゲンハイム邸|シオヤプロジェクト|三田村管打団?|音遊びの会)